8月

8月が最盛期というタコと脂がのって美味しくなるイワシは、栄養価が高く積極的に料理に取り入れたい食材です。おうちごはんで夏に負けない体をつくりましょう
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別名ナナツボシと呼ばれるイワシは、体に小さな黒い斑点が7~10数個あるのが特徴です。毎年冬から初夏までに産卵を終え、最も美味しい旬の時期は秋頃と言われます。食用の他、飼料や魚油の原料などにも利用され、丸干しや煮干しなど、干物を主とした加工品も多く出回っています。身が柔らかいため、包丁を使わず指先で手開きにするのが一般的です。塩焼き、煮付け、つみれ汁など調理の幅は広く、生活習慣病に効果があると言われるエイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸などを多く含みます。
頭足類に分類される軟体動物、タコ。普段頭だと思われている部分は、実は胴であり、本来の頭部は胴の下にあります。温暖な海域に多く分布し、福井県でも越前海岸を中心に各地でミズダコ漁が行なわれ、8月に最盛期を迎えます。その漁法は、タコの習性を利用した「蛸壺」をよく用います。調理法は多彩で、すし種、酢の物、煮物の他、タコ焼きやタコ飯などの料理も有名です。栄養価も高く、血中コレステロールの低下や肝機能改善効果も期待できるタウリンを多く含み、なおかつ低カロリーな食材です。
