12月

冬の食卓を飾る寒ブリは脂も乗って一層旨みが増してきます。また牡蠣も同様に冬の食材としてはかかせない素材のひとつです。不足しがちなミネラルも補えるので、様々な料理法で食べたいですね。簡単で美味しく栄養もたくさん詰まったレシピをご紹介します。
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ほぼ一定の経路を移動する回遊魚の仲間として知られていますが、福井県では回遊をせず川の瀬に産卵する「瀬つき」という種類のブリがよく獲れます。何と言っても、冬の寒い時期に獲れる寒ブリは格別の味わいで、福井では正月料理の定番「ブリの照り焼き」としても馴染み深い存在です。寒ブリは普通のブリに比べ圧倒的に脂の乗りが良いため、刺身より、照り焼きや煮物などに向いています。また脳や神経の働きを高めてくれるDHAや、コレステロールの低下を望めるEPAなど栄養面でも充実しています。
その栄養価の高さから別名「海のミルク」とも呼ばれているカキ。天然のカキで食用となるのは岩ガキやイタボガキという種類ですが、市場に出回るカキの多くは養殖物です。産卵期に備え充分に栄養を蓄えた秋から冬にかけて最も風味が増します。ビタミンや鉄などのミネラル分も豊富で、特に亜鉛は魚介類の中でもダントツに多く含んでいるため、味覚障害の予防作用があります。カキフライをはじめ幅広い調理に活用でき、またオイスターソースやカキエキスなど調味料としても大活躍の万能な食材です。
