7月

旬を迎えるトビウオとシジミは、この季節ならではの美味しさがあります。どちらも味はもちろんのこと、体にも良い食材とあって、調理の工夫次第でもっと美味しいご飯に大変身。美味しいご飯は家族の笑顔も作りますよ♪
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飛魚の名の通り、飛行距離は100~200m、速度は毎分100mにも及ぶといいます。福井県では、近海に生息する20種類以上のトビウオのうち、ホソトビウオという種類の漁獲が一番多く、漁は6~7月にかけ最盛期を迎えます。鮮度の良いものは刺身で食べますが、焼く・煮る・揚げるどんな調理にも対応可能です。また干物にも最適で、弾力のある身と旨みが凝縮されたその味には定評があります。他の魚に比べ脂肪含有量が少なく高タンパクなトビウオは、夏の食卓にピッタリのヘルシーなお魚です。
普段から、私たちの食卓にもよく登場するシジミですが、最もポピュラーなものはヤマトシジミという種類です。その多くは、海水と淡水が入り混じった河口域に生息しています。シジミの産卵は5~9月の間行なわれ、一番美味しい旬の時期は夏。定番はやはり味噌汁の具ですが、佃煮など、ごはんの友にも最適です。また、旨み成分であるコハク酸を大量に含んでいるため、シジミから取れるダシには旨みがたっぷり溶け込んでいます。必須アミノ酸も多く含み、昔から肝臓の働きに良いと言われる健康食材です。
