1月

キハダマグロやへしこの食べ方のパターンはいつも同じという人におススメ。工夫次第で、たちまちごちそうに!とっても美味しい簡単レシピをご紹介します。
※毎週木曜日に更新!!
黄色い背ビレと尻ビレが鎌のように立ち、昔はヒレのことをハタと呼んでいたのがその名の由来です。マグロ類の中では大衆魚として知られ、メバチに次いで漁獲量が多く、細身の体型と薄い赤色の身が特徴です。熱帯性で、日本では主に関西、四国、九州方面で獲れたものが全国に出回っています。身は脂肪分が少なくさっぱりとした味で、刺身はもちろん、照り焼きや佃煮など濃い味付けの料理にも向いています。DHAやEPA、タウリンなどが豊富で、肝臓の強化や血中コレステロールの低下に効果が望めます。
へしこは鯖を糠漬けにしたもので、福井を代表する特産品の一つです。その昔、若狭湾で獲れた鯖は鯖街道と呼ばれる山道を通り、京都へ運ばれました。京の都人がこぞって求めたという質の高い若狭の鯖は、地元ではへしこに加工され、冬の貴重なタンパク源として欠かせない存在でした。塩辛さの中に旨みがギュッと凝縮され、ビタミンB、鉄分などをバランスよく含みます。そのまま焼いてご飯にのせるだけで充分美味しいですが、特有の旨みはパスタをはじめあらゆる料理の具材や調味料としても生かされています。
