4月

旬のサバとカツオはとっても美味しい食材です。栄養化も高いこの素材を使って手軽におうちごはんを作りませんか?
美味しく簡単に食べるお魚レシピをご紹介。
福井県南西部はその昔「若狭」と呼ばれていましたが、若狭と京都を結ぶ道を総称したのが「鯖街道」です。その名は、道を行き来する物資の中でもとりわけ鯖のやりとりが盛んで、馴染み深い魚であったことに由来。定置網で3月頃から獲れ始め、5月に最盛期を迎えます。福井県小浜市の食文化を代表する「浜焼き鯖」や鯖のぬか漬け「へしこ」など、鯖を使った多くの伝承料理が今も残ります。IPAやDHAなどの不飽和脂肪酸を多く含み、血液の流れや脳の働きを活性化させます。
鰹は獲れる時期によって呼び方が変わり、秋に獲れるものを「戻り鰹」、春に獲れるものを「初鰹」と呼びます。江戸時代には、「女房を質に入れても初鰹」と言われる程、貴重な魚でした。現在では、脂の乗りがよく濃厚な味わいを持つ戻り鰹の方がより珍重されています。ポピュラーな料理「タタキ」をはじめ、刺身や焼き物、煮物など、柔らかい赤身はどんな調理法にもピッタリで、主にたんぱく質やビタミンD・B群を含み、貧血予防や神経のバランスを保つ働きをしてくれます。
