10月

旬のはたはたとめぎすで手軽におうちごはんを作りませんか?
美味しく簡単に食べるお魚レシピをご紹介。
はたはたは、厳冬の日本海で雷が鳴ると豊漁になることから「鱩」。
そして雷とともにやってくる神の魚とされたことから「鰰」と書かれ、小浜ではアオウオの名前で親しまれています。
県内では、主に底引き網で漁獲されますが、特にニ~四月に漁獲量が多くなります。水深150m~400m付近に生息し、冬になると産卵のため浅瀬へ移動します。
この時期に出回る「子持ち」が市場では高値で取引されます。背の模様が鮮明でつやがあり、目とエラブタに血が滲んでいないものが新鮮な証拠です。
ウロコがないため調理しやすい上、身離れも良く、良質なたんぱく質と適度な脂肪が含まれ、から揚げや干物では骨まで食べることができます。
ほぼ全国の沿岸のやや深い海底に分布し、特に、日本海側で多く漁獲される魚です。
福井では、秋から冬にかけ、底引き網にて多く獲れます。細長くほぼ円筒形の体や銀白色の体色が「キス」によく似ていることから「ニギス(似鱚)」とも呼ばれ、シンプルな塩焼きはもちろん、干物や佃煮、燻製などにされる他、カマボコの材料としても重宝されています。
淡白ながら風味のある白身には思いのほか脂が乗っており、ほんのりとした甘みが特長。カルシウムも豊富に含まれています。
